2008 年
8 月
8 日
カテゴリ:ごみ問題
江東区35年目の選択、容リプラの資源化へGO!
〜8月6日、専門委員会に「資源化案」提示、熱い議論スタート!〜
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示された「案」は容器包装プラスチックの8割の資源化 基本的な考え方として示されたのは、~21年3月のサーマルリサイクル(プラスチックの混焼)実施と一緒に、容器包装プラスチックのリサイクル(資源化)に積極的に取り組むという内容だ。
具体的にはリサイクルする容器包装プラスチックは4,700d。汚れ等でリサイクル(資源化)できないプラを除いて(残渣率20%)、容器包装プラスチックの8割を「資源物」として回収しリサイクルするというもの。
方法は、決められた日に集積所で回収、入れる袋は異物が混ざっているのが一目でわかる透明の袋(レジ袋は使用不可)。回収した容リプラは中間処理(異物を取り除いて圧縮しベールに)して、容器包装リサイクル協会の指定法人ルートで資源化するのだが、中間処理は当面は都外の施設で行うとしている。
経費試算は約6億3000万円。 なぜこんなに経費がかかるのだろうか。その理由は、今の容リ法は拡大生産者責任(EPR)が不十分で、再商品化経費は容リ協会が96%で区が4%(江東区の試算では約1200万円)の負担となるが、収集運搬経費(同約4億3500万円)と選別保管経費(同約1億8300万円)はすべて自治体が税金で払う仕組みだからだ。 自治体が、資源化に積極的に取り組めば取組むほど、自治体に過度な経費負担(税金)がかかるということだ。
ごみ削減のチャンス!資源はしっかり分別を! 専門委員会では、これまで不燃物だった容器包装プラスチックを資源物として回収することに賛成する意見とともに、H委員の「この変更は、再生利用=リサイクルをすすめ、ごみを減らし、エネルギー・環境負荷を減らすことにならなくては意味がない」という、重要で基本的な確認をしながら、どうしたら有効な資源化ができるのか熱心に議論された。
もっとも議論になったのは、すでに先行している自治体でも問題になっている「異物の混入」問題。異物が多いと資源化できず、積み残しや選別に経費がかかり、エネルギーの無駄づかいにもなる。
Y委員の「水は低きに流れる。他区で「楽になったね!」の声がある。しっかり分別を発信するべき」「大切なのは、汚れを落とすことと分別の徹底。しっかりと区民に周知すること」という発言に尽きるような気がする。そのためには、S委員の「排出の方法、ルール、きれいにするならこれくらいというのを、はっきりと伝えることが必要」というのは重要な指摘だ。
区は「資源化は区民と行政の共同作業」として、3桁の説明会を考えているとのことだが、わかりやすいビジュアルな説明会を工夫してほしい。 また、透明袋での回収について、Y委員長は小田原市で透明袋に変えたら可燃ごみが実施前年に対して15%減ったという実例をあげて、変更をごみ削減のチャンスとすることを提案した。
T委員から「プラスチックは(台所用品や文具、おもちゃなどなど)さまざまなものがあるのに、なぜ容器包装プラスチックなのか?」という質問があったが、とても重要な指摘だ。区は容器包装リサイクル法で容器包装プラスチックの資源化が決められているからとの答えをしたが、T委員の問題意識=プラスチック全体をどうするのか、日本のごみ政策の大きな課題だ。
江東区は、この変更をチャンスにして、現在、可燃や不燃ごみに混ざっている資源物(ペットボトルやトレー、缶類、紙類など)をもしっかり分別していこうという意識を育て、ごみ全体を減らしていくことが必要だ。
注目!専門委員会の「まとめ」 第2回は中間処理施設の見学(バスの定員があるので区民の参加はできない)。第3回は10月3日、その後10月29日の環境審議会に「まとめ」が提出される。
約2ヵ月間にたった3回という専門委員会で十分な議論ができるのだろうか。疑問を感じながらの傍聴だったが、6人という人数は議論には最適で、さまざまな疑問や意見が飛び交って、傍聴していて面白かった。 反面、行政側のこの間の努力は認めるが、もう少し勉強が必要なことと、専門委員会の設置意義(行政案をそのまま権威付けする機関ではない)を活かした運営・発言に注意するべきだ。 廃プラスチックのサーマルリサイクルと容器包装プラスチックの資源化を同時に始めたいというのは、分別をする区民側からも理解できることだ。だからこそ、専門委員会での議論は丁寧に進めてほしい。
*環境審議会専門委員会:環境審議会委員より選ばれた6名(学識経験者2名、事業者2名、区民2名)の委員で構成され、江東区環境審議会に審議を付託された「リサイクル品目の拡大について」を調査研究する専門委員会として設置され、「まとめ」を審議会に報告。審議会はこれをもとに答申を出していくことになる。区民に公開された委員会となったが、今回の傍聴者は私1人だった。
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