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2006 年
10 月
30 日 江東区のゼロメートル地帯の高潮の危険度増大 〜台風の巨大化や地震による高潮被害予測を区民に公開せよ〜 |
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江東ゼロメートル地帯、南砂地域−3.5m 江東区では大正時代の初期から地盤沈下が始まり、敗戦による経済の復興とそれに続く高度経済成長期の工場などの地下水のくみ上げにより地盤沈下は加速しました。昭和40年代の末頃からは地下水のくみ上げ規制により沈下は鎮静化し、現在はほぼ沈下は収まっていますが、最も地盤沈下した南砂2丁目では大正7年以来、沈下は約4.5mにも達し、最新のレーザーによるデジタル航空測量によると、南砂地区で−3.5mが計測されています。 堤防に囲まれた江東区は危険性が増大 ゼロメートル地帯が区の面積の3割を占める江東区は荒川、隅田川、東京湾と外郭堤防に守られています。しかし昭和40年代に建設された堤防の老朽化が問題となり、ハリケーンカトリーナ被害でもわかるように、温暖化で巨大化した台風と高潮による堤防決壊や越流の危険性は増しています。また国の地震調査委員会の1年半ぶりに更新した18年度版地震動予測地図によると関東南部などの太平洋岸の大地震の切迫度が高くなっているという発表があったばかりで、老朽化した堤防が地震によって決壊する危険性も増しています。 堤防周辺に六価クロム さらに、江東区のゼロメートル地帯の一部には排出できなかった六価クロム*の未処理の鉱さいの封じ込め処理が行われ、昨年完成したロックゲート建設の際、工事区域の土壌から六価クロムが検出され、高濃度の六価クロムを鋼管矢板に封じ込め、また低濃度のものは無害化したとして周辺の盛り土に使用されています。 国でも昨年8月のハリケーンカトリーナの被害を受けて今年1月17日に国土交通省が、「ゼロメートル地帯の高潮対策」をまとめ早急な高潮対策を行うとともに住民へ情報をわかりやすく提供することも盛り込んでいます。 江東区は区内の3割を占めるゼロメートル地帯の台風や高潮、地震による堤防決壊に伴う水害だけではなく、封じ込められている六価クロムが環境中に排出されることの危険性をはらんでいることを重く受け止め、早急な区民への情報提供とともに、国や都に対策を求める必要があります。 *金属クロム(Cr 単体)自身は無害であり、食器などのメッキにはクロムメッキが使われている。しかし、酸化されて三価や六価のイオンとなると毒性を持つようになる。自然界に存在するクロムはほとんどが三価で毒性はそれほど高くはない。六価のクロムは人工的に生成される。この六価クロムが皮膚につくと皮膚炎や腫瘍の原因になるだけでなく、発ガン性の疑いもあるとされる。六価クロムは気化しやすいため、消化器官や肺・皮膚などからたやすく吸収される。 日本では、地盤強化剤という名目で、クロム鉱さい(スラグ)を埋め立てることが奨励され、沖積低地で軟弱地盤だった江東区などに、広域に渡って埋め立てられていた。クロム鉱さいによる土壌汚染・地下水汚染は現在でも発生している。1973年(昭和48年)に地下鉄工事における調査で、都営地下鉄新宿線大島車両検修場用地として東京都交通局が日本化学工業から買収した工場跡地から大量の六価クロムの鉱滓が発見され、土壌汚染問題として全国に知られることとなった。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より) | ||
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