放課後の全児童対策事業(試行)、江東区でもいよいよ始まる! http://sonobe.seikatsusha.net
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2004 年 10 月 21 日
放課後の全児童対策事業(試行)、江東区でもいよいよ始まる!
〜2004(~16)年 第3回江東区議会定例会 報告〜
●2004(平成16)年度補正予算として施設改修費(3,897千円)●
 これは、来年度から開始される全児童を対象とした放課後対策事業のモデル(八名川小)実施に向けた予算として組まれたものです。
 放課後対策事業というのは、学童クラブが保護者が働いているなどの理由がある3年生までを対象としているのに対し、この事業は1年生から6年生、誰も(全児童)が登録すれば、放課後の学校の施設を使って楽しく安心して過ごせる場を確保し、あそび支援などをしていこうという事業です。
 先行している自治体も多く、品川区「すまいるスクール」、江戸川区「すくすくスクール」、世田谷区「新BOP(ベース オブ プレーイング)」、これ以外に横浜市、川崎市、逗子市、大阪市、箕面市、名古屋市など多少内容は違いますが、学校施設を使った全児童を対象とした放課後対策事業として様々な自治体で行われています。
 品川区では2001年度から開始し2005年度までに39校(区内40校中)に拡大の予定。来年度からは学童クラブが「すまいるスクール」に統合されることになっており、多数の保護者が不安を表明しています(品川ネット談)。
 江戸川区「すくすくスクール」も2年間のモデル実施を経て、来年度からは全校に広げ、同時に学童保育を統合廃止していくことが決まっています。さらに、小学生を主な対象としていた児童館をリニューアル、2005年度には中高生を中心とした様々な世代が出会える場にしていこうと、「中高生による児童館会議」(応募が40人あった)を開催し、「新しい児童館づくり」を開始しています。
 これらの例をみても、この事業の実施は江東区の小学生の居場所やあそび支援のあり方を変える大きな施策の変更になることから、予算審査の場で質問しました。
 『枠組みとしてどこを目指してモデル事業を開始するのか?』の質問に対し、『生まれてもいない事業、将来どこまでいけるか(予測するのは)難しい。児童館は、縮小か廃止(統合)、並立のいずれか』との答弁。しかし、この答弁では区の意図は見えず、にもかかわらず児童館の廃止の可能性にも言及していることから、再度「将来像は?」とたずねましたが、これに対し、『区は選択肢を増やした。(後は)区民の選択にゆだねる』との答弁でした。
 児童館は廃止の可能性があり、学童クラブについては明確な答えはありませんでしたが、児童館も学童クラブもアウトソーシングの対象になっていて、今年度学童クラブ1ヵ所が民間委託になっています。このような状況の中で、現在18館の児童館+児童会館と39ヶ所の学童クラブ、そして来年度から1校で試行される小学校施設での全児童対象放課後対策事業、これらの事業はどこへ行こうとしているのでしょうか。
 補正予算で約400万円の施設改修費を使い、区民の選択にゆだねるとする区の姿勢は、『子ども生活部を置き脈々とやってきている』(児童課長)と自負する区としては、無責任としか言いようがありません。
 昨年、ネットで行った[小学生の放課後に関する調査]では、学童クラブについては学年の延長と指導員の確保、継続的研修が求められ、学童クラブ以外の友達とも遊びたいとの声がありました。江東区のニーズ調査でも放課後の安全な居場所を求める声も多く、放課後対策の充実が求められています。
 江東区で開始される放課後対策事業の2年間の試行を、皆でしっかり見ながら、当事者である子ども・保護者・職員・地域の意見をきちんと聞いていくこと、児童館や学童クラブの在り方等も含めて充分な検証をおこなうこと、さらに、単に場を作るのではなく、地域の子育て力・子育て機能の再生として地域の力を活かすしくみづくりをおこなっていくことを引き続き求めていきます。

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